大なり小なりつらそうな友人に何をしてあげられる?って考えたとき、何の力にもなれなかったなぁって自分を責めちゃう人の方が圧倒的に多い気がする。シイノもそう。でも、結局は他愛もない話をしたり、笑い合ってる時間自体がわずかな救いになっていて、それが私たちにできる精一杯なんだと思う。悔しさはあるけど。
永野芽郁の包丁持って叫ぶシーン、居酒屋で叫ぶシーン、感情の爆発に心揺さぶられた。遺骨だけのカットからはマリコの声がするようだった。
"もう会えない人と会うには生きてるしかない"。踏み込みすぎず、そっとヒントをくれるマキオの寄り添い方もよかったな。