親友と自分自身の「心の底」へ潜るロードムービー。
原作を読んでから映画館へ。
決してマリコからの束縛とは言いきれない歪な共依存と、ギリギリの先で見つけた何か。物語は"親友の死"から始まりますが、映画を通して感じるのは"強い生"。
原作自体が実写化向きなので、まさに原作をそのまま3次元にしたような臨場感がありました。
あと一押しで全てを壊しそうな、奈緒のマリコ、これまでのイメージとは真逆のキャラが新鮮な永野芽郁(鼻水だらだらのまま泣くシーンめっちゃ良かった)、ナチュラルな存在感が全てを物語る窪田正孝。良かったです。
はっきりとした結末はない詩的な作品なので、もやる人はもやるかもしれないなとは感じました。