エマ

マイ・ブロークン・マリコのエマのレビュー・感想・評価

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)
3.7
【手紙に書くことでもねーだろ笑】
映画を通して感じたシイノの人物像としては、基本自ら動かない人なんだろうなということ。
だって、あんな会社普通辞めない!?最終的に引き止められちゃってるし、自分の意思がそこまで強く出ないタイプの人に見えた。

そして、シイノを動かしていたのはマリコで、マリコの死によって、行動する意味のようなものを失ったように思える。基本感情の起伏が少ないのに、マリコのことになると大きく揺れ動く。それはもう恋じゃん。

「ブロークン」って普通に「壊れた・壊された」って意味だけど、カップルの破局にも使われる用語であって、これはある種シイノの失恋の物語でもあるのではないか。

最後の遺書?には「それ遺書に書く事でもねーだろ笑」ってことが書いてあったんだろうな〜。
マリコにとっては直接言えないことなんだろうけど笑
エマ

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