このレビューはネタバレを含みます
原作未読でも十分楽しめるおバカで元気でアツい！
正直、監督の前作の評判から期待薄だったが、アクションシーンが爽快。頭を空っぽにしてただ楽しめる映画。
原作のエピソードをダイジェスト的に詰め込んでいるので全体的に薄味なところは否めないがピックアップが上手く、キャラクターの個性や関係性がわかりやすい。
瀬名と雨宮先生のエピソードに尺を取りすぎている気がするのだが、とにかく吉岡里帆が良い！今まで見たことないぶっちぎりの吉岡里帆が見られる！この吉岡里帆を見せるためなら尺が長いのも仕方ないかと思えるレベル。吉岡里帆のファンは絶対に観た方がいい。
主演の岸優太は原作読者なら納得の配役。ジャニーズかとバカにするものでもない。なかなか振り切っている。
個人的には若手名バイプレイヤー矢本悠馬の好演が光っていた。キャラクター同士の会話のテンポを心地よくしていたのは矢本の演技、台詞回しによるものが大きい気がする。
また、本作では音楽が効果的に使われており、爽快感が上乗せされている。
小難しい映画では疲れてしまう。そんな暑い日に涼しい映画館で笑いながら観るのにちょうどいい。スカッと爽快気分で映画館を出られるだろう。
