このレビューはネタバレを含みます
アクション満載！痛快だけど笑い要素も満載でそれぞれのキャラクターが際立っている。そしてあれだけ盛り沢山の内容を上手くまとめていて、話が混雑することなく、薄い内容でもない。
主人公・門松勝太はとにかく熱い男。喧嘩も最強で強いのに決して自分の都合で殴るのではなく仲間のために、仲間を傷つける奴は許さない。そんな熱い男だからこそ仲間も熱くなり勝太の為に闘う姿。それぞれのキャラクターがたっていて主人公だけでなく演者全員でワンチーム感が物凄く伝わってくる。
最後の闘いシーンではキャラクターごとの闘い方があってそれをみるのもまた楽しい。勝太のアクションはもちろんだけど、いい所で登場する肝田のプロレス技が個人的に好き。パワフルな梅田。長い足で素早く決めていく瀬名。松葉杖でも仲間のために闘う薙。そして勝太が倒れた時にエンジン音飛ばして割り込んでくる伝説のGメン伊達と八神。八神は勝太に｢走り疲れた時は俺が守ってやる｣と勝太に告げてて勝太はそんな二人に｢疲れました。助けてください｣と言うと｢注文承りました｣と伝説がまた蘇る。アクロバティックな八神と空手の伊達の喧嘩シーンも見事でとにかくスピード感があり確実に倒していく。でもラリってる敵・加藤への最後のトドメには決して手を出さず勝太がきちんと決められるように静かに見守る。最後勝太の蹴りで加藤が吹っ飛びこの闘いに勝負が着いたシーンには勝太の闘い方の根本的な部分が見れる。
本当に見ていてあっという間にエンドロールがきた。
あと勝太とレディース総長レイナの恋愛模様も見所で、決してそれがメインではないけど不器用で素直になれない二人が最後の最後でくっつくのか。でも｢好き｣を伝えられないもどかしさが不器用な二人らしくてそれをエンドロールでこちら側に敢えてどんな様子なのかを想像させるのも良かった。二人のアドリブシーンらしくそこでどんなやり取りをしたのかはこちらで想像するのみ。
漫画の実写は個人的に見れないものが多い中でGメンは本当にうまくまとまっていてとにかく面白かった。何度でも見たくなるし見る度に視点を変えて新たな発見を見つけたい映画だった！！
