2D吹替にて。
前半は抑えめの雰囲気でちょっと今回はハズしたかなぁ？って思ってたんですけど、ステイサムが浮上してからのテンションが上がりっぱなしですごく楽しかった。
ものすごい水圧に耐えるカッコいい潜水服や、肺から空気さえ抜けば深海でも大丈夫なステイサムなどなど、もっともらしい理屈をつけてとんでもないことをどんどんやっていく大雑把さがこの映画らしいし、元の設定からして海の底の底から太古の生物が…っていうめちゃくちゃぶりなので人間側も多少はめちゃくちゃをやらかさないと対抗できないだろうなと思いました。
で、メガロドンなんですけど今回は複数でやってくるものの脇役感がすごくて、かと言って前回はちょっと物足りなく感じた人喰い要素もパワーアップして結構食べますし、見た目も凶悪でかなり良かったです。人を食ってもあまり血が出ないので怖いのがダメな人でもそんなに怖くないと思いますし。
それよりも巨大なアレが最高ですし、令和の映画で巨大なアレに人間が襲われまくってる映像が観れるとか楽しすぎました。
展開的にも前作のアホっぽさを忠実に踏襲して決戦地はリゾートアイランドだったりとか、前作でハラハラした可愛らしいワンちゃんもまたピンチに陥るものの今回は勇敢に立ち向かう姿（無理しないで！）を見て感動しました。
今回はワンちゃんもタフですし、もちろんステイサムも超タフガイ（だんだんちいかわの島二郎に見えてくる）ですが、あの中国人の社長も負けず劣らずのタフっぷりで冒頭からずっと死にそうで死なないキャラとしていい仕事してるな〜と思いました。
ただまあ、前作からそうなんですけど中国の資本で作られているからなのか、昨今問題になっているかの国の海洋進出問題をイメージアップさせようとする意図というかプロパガンダ的なものも、政治的な話題にはかなり疎いぼくでも少し気になってしまいましたので、これダメな人にはダメかもしれないな〜とも思ったりしました。
