このレビューはネタバレを含みます
出会い系アプリで良い相手が見つからず退屈な日々を送っていたノアがある日スーパーでイケメン医師スティーブと出会う｡最高に素敵な相手が見つかった！！と喜んだのもつかの間、スティーブにはある異常な食癖が…というのが基本的なあらすじ。
サイコホラー？的な作品を見るのは意外にも初めてだったけど凄く面白かった！
映像がお洒落で出てくる人肉の質感も生々しくてちょっと当分肉は食べたくないかも…笑
あとスティーブに対する恐怖から話を合わせるノアの気持ちにとても感情移入してしまう。実際自分が同じ状況にあってもあんなに上手く欺けないとは思うけど…｡
にしてもスティーブも然り、モリーの元彼の黒人男性(名前忘れちゃった)然り、出てくる男性みな最低だなぁと思ったらカニバリズム描写を通して女性搾取を訴える作品っていう情報を見てなるほどね…って思った。スティーブは白人のイケメンでお金持ちだし、特権階級に属しているような描写があったから確かにアメリカでは優遇されやすい「搾取する側」の人物像を象徴しているのかもしれない。ただ、腑に落ちないのは最後の奥さんの行動。あれはなんなんだ…？？感謝と、嫉妬…？人間の感情は複雑で分からない…｡
