ブラウン・バニーのみろっぷのレビュー・感想・評価

台詞はほぼなし、風景の長回し、前半で分かるのは主人公の苦悩に歪む表情とデイジーという女性が関係しているということくらい。しかしラストでそれまでの陰鬱な空気や彼の行動や表情の意味が理解できる。未練や自責、そして孤独など様々な感情に苦しみ、幻想を抱いては更に傷付く。寂しさで死んでしまうブラウン・バニーは彼女じゃなくて彼なのかも。