《内容》
75歳以上が生死を選択できる
制度“ プラン75 ”。制度を
通じ人生を問うドラマ映画🎦
《感想》
良い‼️
脇道に逸れることなく、“プラン75”が施行された世界を丁寧に描いていて、早川千絵監督の創作熱をとても感じました。
まず、制度や登場人物について、善悪を明確に描いていない点が良かったです。
作中、露骨にプラン75を否定する人間は登場しないのですが、健康診断のシーンで、プラン75のCMが流れるTVを消すおじさんが登場します👴
そのおじさんがとっても人間らしい、と感じました。
私もこの世界で堂々と生きるためには、そんな些細な抵抗をするんだろうなぁー、としみじみ感じました。
数秒ですが素晴らしいシーンです👏
そんな風に、プラン75を全否定も全肯定もしない。しかし、その制度下で生きていく人々を淡々と描いていた点が良い🙆♂️
プラン75という制度にしても、この作品の内容にしても、観衆が考える余白を作ってくれた点が良かったです🤔
特に説明を省略したラストは、早川監督がこの作品でやりたかったことなのではないでしょうか。
とってもカンヌっぽい映画。笑
本作は本当に、良いものでした!