PLAN 75の作品情報・感想・評価

「PLAN 75」に投稿された感想・評価

はっち

はっちの感想・評価

3.5
重かった。でも暗くはなくて、それはミチさんがしっかり生活してたからでそれに救われました。
でも仕事と住居の大切さを考えさせられました。
車のワイパーのシーンとかとても丁寧に撮影してるのが良かったです。
の

のの感想・評価

3.6
とても考えさせられる映画だった。
内容はボヤ〜っとしてたからあまりわからなかったけど、映像がとても綺麗だった。
カットも個性的で面白かったし好きだった。
さ

さの感想・評価

3.8
じわじわと怖い姥捨山の話だった。
高齢で一人で暮らすおばあちゃんの顔が浮かんだ。

ミチはあの家に帰って絶望しないのだろうか。
死を前にして、綺麗な夕日を見て実感した「死ぬために生きる生」は、救いなのだろうか。
生きそびれたのか、死にそびれたのか、よくわからなくなってしまった。

オープニングたっぷりだなあと思ってたら、終始そんなような時間の流れ方だった。
含みとか余韻とか「察して」系の表現が多すぎるのは、やっぱりちょっと好みじゃないな。
でも、心の機微が丁寧に切り取られていて、陳腐な言葉だけど本当に美しい映像だった。

録音は美学校で教えていただいた臼井さんでした。

(2022年に映画館で観た映画、3本目。
就活で映画を享受できるような心の隙間がなく、映画の話題を追う余裕もなく。
その他は卒論のために観たヴァルダ作品と、友人の大学院での卒業制作と。
リヴェット特集もロメール特集も足を運ぶ気になれず、ひどい上半期だこと、、、
ようやく解放されたので、またぼちぼち楽しみたいものです。)
なり

なりの感想・評価

2.7
75歳以上に死を選ぶ権利が与えられた世界で生きる高齢者と周囲の人間を描く。

生死のやりとりは淡々と事務的に進んでいくし、広告では死ぬことが嬉々として語られる。
そんな違和感だらけの序盤。

でも、どこか心の底で納得。

セリフで語らず役者さんの表情とか空気で、見てる自分に重大な問いを投げかけてくる。
ほんとに見てる間ずっと考えてた。
おじいちゃんおばあちゃんのこと。
自分やパートナーの将来。両親、友達。
遠くない未来でこの映画はドキュメンタリーとして扱われるかもしれない。

スクリーンに高齢の方もいたからちょっと気まづかった、、、
May

Mayの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

現代における命の在り方というか、PLAN75を説明している序盤のシーンがとても印象的で、10万円支給と額の設定、火葬は一緒にすると無料になります、とかスマホのプランでも決めるような感じで死に方を決めている。

物語の構成も丁寧で、運び方もスムーズ。登場人物の使い方も無駄がなく、とてもコンパクトにつくられていて見やすかった。食事シーンや仕事をやめる際のロッカーを拭くところなどがよくて、それらの細部が物語の重厚さをつくっていた。

人生は決断を連続で、決断しなかったことに対しての未練との葛藤していくんだなと、今作を観て感じる。
これから時代を背負っていく若者視点の要素がもっとあってもよかったかなとも思った。
andard

andardの感想・評価

4.5
現代の楢山節考的な話。

とても面白い設定で、架空と言い切れない恐ろしさがある話。
まあ高齢の政治家が後世のことを考えずに国の方針を決める国では実現性が低いと思ったりもする。

やはり倍賞美津子がすごい。

老人ホームの面会者に対して、現実に起きている意味があるのかよくわからない入店時の適当な検温よろしく、金属探知機を形式的にかざすシーンが、なるほどああいう事件があると実際にそういう対応になるだろうなあ、と思わせてくれて、こういう話は細かい設定がとても大事だなと思った。

ミチさんつらい目に合うと、お兄ちゃん、さくらが酷い目にあってますよ!という気持ちになる。
konomo

konomoの感想・評価

3.6
問題提起が目的なので、割と設定はゆるふわなディストピアもの。
現代の高齢者の生活のしんどさに、じわじわと架空の怖いシステムが入り込む。

ゆるふわなんだけど、支度金たった10万円!とか、炊き出し会場や高齢者の検診でPLANの宣伝やってるのとか(特にどの層に使って欲しい...みたいな思惑が)、対象年齢引き下げ検討のニュースとか、生々しいところも。
実際やったら、高齢者内の分断が生まれたり、もっとエグいんだろうな...。
とにかく、こんな社会でいいの?と問いかける作品。

倍賞千恵子が素晴らしくて、ちょっとゆるふわな設定をリアルに見せるだけの説得力があった。劇中でも言われていたけれど本当に良い声。

SF映画はレトロに作った方が普遍性が増すのは分かっているけれど、ここまでレトロにする必要があったのかなとは思う(調度品とか、カラオケがレーザーディスクだったり)。

それにしても隣のベッドの知らない人が死んでいくのを見ながら死ぬのは嫌だなぁ。せめてソイレント・グリーン位の(綺麗な映像や音楽見ながらな)サービスは欲しいけど、それはもしかしたら有料オプション?
始まりが割と衝撃的でびっくりしたけど、後は頭の中でぐるぐると考えながら鑑賞。75歳以上の安楽死が推奨された日本で生きる難しさと、その難しさの中でもがく主人公の葛藤が静かに描かれていた。死ぬ側だけではなくそれを見送る側の視点もちゃんと描かれていて良かったな。全体的に人の尊厳について問いかけているようにも思った。
み

みの感想・評価

4.0
プラン75の制度自体ももちろん、1人の老婦人が自分で死を選択するまでの過程がすごくリアルで、たぶん、私が知らないだけで、今の世の中でも実際に起きているのではないのかな。


そう遠くない未来にプラン75に似た制度が実施される世の中がありそうで本当に怖い、、そしてその時私たちの世代が無知なまま第一線で活動するんだろうな、、なんだか選挙に行かなくては、と思わされる映画でした。
aya

ayaの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

これからの日本で起こりうる課題だし安楽死?死に方を選ぶ?のはすごくあり派。もし自分がと置き換えたら急に死んで誰かに迷惑をかけるより10万や貯蓄で何も考えず遊んで自分が選んだ日に静かに息を引き取る方がいい。
(送別会後のシーンでも言ってるように場所によっては迷惑がかかるし街中なら誰かの嫌な記憶になってしまうかもしれないから。)
だけど映画のような宣伝だと75歳過ぎたら早く死ねって言われてる気持ちになるし、若い人からも死ねという目で見られそう笑
健康診断の待合室でのシーンはまさにそれ。

国が持ち物・家財売ったり(多分)、遺骨そこら辺のゴミと一緒にしたりはありえそうと思ってしまったり。ほんとにこんな法案通ったらそういう手抜きしないと運営できないのかもしれないけど。

人徳問う系の映画は終わり方色々あるから公開前から興味ある作品だったけど、テーマすごく面白いのに終わり方はふわっとしててなんかなーと。
観客に委ねられてるのかそういう終わり方が好きなのか、はて。
独特の描写シーンはなんのため?
冒頭とカラオケシーンと終わりのシーンの歌があるのはなんか好き。

でもまた見ようとか誰かにおすすめはないかな。
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