寝る前に観てしまい、あまりの残虐さに目を伏せてしまうシーンがたくさんあった。でもこれは評判通り、ただのホラー映画ではなくてカルト映画でもあるし。というかこの映画のジャンルってなに？って考えてしまうほど物語が進むにつれて分からなくなる。でもそれが面白くて良い。
死後の世界を想像したことない人間なんてあまりいないと思う。輪廻転生とか天国とか。この作品をみる限り、痛みや苦しみから解き放たれたときに明るくて包み込まれるような安心した気持ちになるのだろう。
ただ、ラストのマドモアゼルはどうだろうか。痛みや苦しみを信者でなく、関係のない少女にさせていた。そして殉教者になるための自死。果たしてこれは真の信仰といえるのか？殉教者といえるのか？
物語の着地点はしっかりしてるのに、こちら側に問うことが重すぎる。でもそんなホラー映画が好き。
描写はグロくて痛くてキツくて、観るだけでかなりの消費カロリーがでる。また観たいかって聞かれると観たくはない。でもなぜか受け入れられる作品。なんとも不思議。
