ギャーギャーうるさい親族や、ヴィランが上司に対して反感を抱く描写、主人公が頑なに"殺さずの誓い"を守ることなどは後半の展開を際立たせたり理由付けしたりする要素になっているわけだが、もう出てきた時点でノイズに感じるくらい鬱陶しいし、伏線として機能したかどうかすら怪しい。また、変身に伴って服が燃えて裸になるなど、純粋なノイズも多い。そんなチープな脚本に耐えながら見ることができるアクションシーンも、やってることは10年以上前の『アイアンマン』と一緒ですよ。まあちょっと面白武器が出てきてワクワクするくらいかな。
