経理さんの映画レビュー・感想・評価

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透明人間(1933年製作の映画)

4.1

90年前やで? 当時の技術のことはよく知らんけど、ちゃんと透明人間の演出をしてるのは凄い!🫥 また博士のキャラが非常によい。重々しい話し方と仕草、優雅な服装。現代の透明人間とは全然違いますな。尺が短く>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.9

ただの失踪ではなく徐々に真相が明らかになっていくのだが、しまいには全員信用できなくなるのが面白い。ただ、良い奴だと思ってたのが実は……の展開が激しすぎてミスリードだと感じる部分も多い。さっきまでのは一>>続きを読む

恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

2.5

冒頭のズボン乾かすシーンと、飛行機の中で服がはさまるシーンが面白かったかな。仲が悪くなった理由が全く理解できなくて冒頭から置いてけぼりをくらう。そもそも仲が悪い理由がよく分からないから、仲が悪いけど恋>>続きを読む

ミッキー17(2024年製作の映画)

4.1

途中から宮崎駿の顔が脳裏に浮かんで若干集中できなかったわけだが、それでもかなり楽しませてもらった。2人のミッキーを取り合って争う女の感情とか、記憶が消されて死ぬ恐怖とか、とにかく嫌〜な感情のツボを的確>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.3

何回見ても話のスジが分からんのだけど。ロシアのテロリストに翻弄されっぱなしで、ミッション自体が場当たり的に見える。あれって無駄だったのかな……みたいな。しかしガジェットを活用したクレムリン潜入、ビルよ>>続きを読む

リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.4

せっかくロケがいいのに、彩度高過ぎ&コントラスト強すぎで綺麗な風景だとは思えない画。ホラーとしてのテンポの遅さも気になる。中身が入れ替わったりストップモーションの怪異が出たりするのは面白かった。ラスト>>続きを読む

バンブルビー(2018年製作の映画)

4.3

仮にも一国の戦士だったお前が地球に来ただけでそんなに可愛くならんやろと若干のあざとさは感じるもののアクションシーンの出来が非常によい。ロボットバトルも面白いけど、カーチェイスシーンのカメラワーク、カッ>>続きを読む

劇場版モノノ怪 第二章 火鼠(2025年製作の映画)

3.8

『モノノ怪』は抽象的な描写と独特の”間”が好きだったのだが、そのどちらも無くなっている。死の描写も全年齢向けである。歌舞伎で死に様を表現したり群衆がマネキンだったりなんてことはなく、めちゃくちゃ明瞭、>>続きを読む

贖罪(2012年製作の映画)

4.3

彩度を落とした現代パートの画、出てくるのは虚無人間ばかりで最高。原作はよく知らんが、殺人犯を目撃した女子生徒4人が15年後に被害者の母親に対して1人1話で"贖罪"をしていくオムニバス形式のドラマとなっ>>続きを読む

ロングレッグス(2024年製作の映画)

3.8

掴みどころのないストーリーだし、ホラーファンは肩透かしの内容だろう。大して怖くない。しかし芸術点は割と高いのでは、という印象。まず90年代の話ということで小道具などの細部の作り込みよく頑張った。ほんで>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

オタク同士の恋。たまたま入った店で押井守に出くわすシーン(「神がいます!」)でだいぶ心を奪われてしまい。そして母親役に戸田恵子ってのがまた分かってんね〜!となってこれは割と映画オタクフレンドリーな作品>>続きを読む

ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.9

キャラクターの心情がほとんど描かれず、なんでコイツこんなに暴れてるんだ!?となり。怒りすぎでは!?となり。そして殺しちゃいけない人達も殺してないか!?となり。ビーキーパーって結局何……?となり。ストー>>続きを読む

バード・オン・ワイヤー(1990年製作の映画)

3.7

テレビ朝日版吹替で鑑賞。軽妙なやり取りとセリフ回しがおもろい。ゴールディ・ホーン美人だなーと思って見てたけど、それを超える美人が脇役として出てくるジョーン・セヴェランスの登場シーンがよい。しかも男勝り>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.9

毒を食らわば皿までということで再び韓国映画。ポスターアートの印象からホラーかと思ってたが歴史モノだった。誰だこんなポスター作ったの。ただの盲目じゃなくてちょっとした秘密があったりとか、陰謀の黒幕は誰な>>続きを読む

破墓/パミョ(2022年製作の映画)

3.5

墓を掘ったらヤベーもんが出てきた。いやマジで更に出てきてビックリしたが、後半はバトルモノになってストーリーも一直線になるし、日本人として許せる作風ではないかな。さんざん日本の素材を使って映画を作ってお>>続きを読む

ポゼッサー(2020年製作の映画)

4.3

殺人シーンがめちゃくちゃフェティッシュだな。傷口も歯も目もドアップだしかなりリアル。自分の意識と宿主の意識が混ざり合って、もうどっちの意思なのか分からんけどとにかく人をメッタ刺しにしてぶっ◯していく。>>続きを読む

逮捕しちゃうぞ the MOVIE(1999年製作の映画)

3.4

原作未読、アニメ未視聴でも楽しめる。これはテクノロジーオタクの小早川に憧れて理系を目指す女性が出てくるのも分かる。個人的には二階堂のキャラが可愛かった。しかし映像表現としては手抜きの部分が目立つ。例え>>続きを読む

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.9

吹替で鑑賞。メタメタのメタのニコケイのキャリアがあってこその作品。この後『ドリーム・シナリオ』やるって思ったら面白すぎる。ニコケイと、悪党には見えないけどもしかしたら悪党かも知れない男とのバディムービ>>続きを読む

ハンガー・ゲーム2(2013年製作の映画)

4.1

2D・IMAX版Blu-rayの吹替で鑑賞。2K Blu-rayではあるが後半のIMAXシークエンスの画質の良さにはハッとさせられる。声優陣は豪華、水樹奈々の吹替もよい。前作未視聴だがどうやら偽装恋愛>>続きを読む

ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.9

吹替で鑑賞。アクションがかなり荒唐無稽になってきてるし、もうやってることがミッション:インポッシブルなんだよな。それを意識してるのか知らんが「俺たちは不死身」「もしこれが映画なら」というメタ発言、正直>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

3.8

ジェームズ・マカヴォイの独壇場。多重人格の演じ分けが凄いよ。掴みどころのないストーリーだけど、幻想だと思ってたものが現実化してくる感じがシャマランっぽい。クライマックスで過去の回想が入るのもシャマラン>>続きを読む

アフターショック(2012年製作の映画)

3.8

をー。人が死んでいくぜえ! 潰れる、刺さる、燃える。大地震モノのくせにバリエーション豊かである。起きて欲しくないときに起きて欲しくないことが起こる、これぞ映画の醍醐味ですね。脚本、製作、出演とイーライ>>続きを読む

ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

4.3

娼婦だからこその怒り。娼婦だからこその愛の表現。自分が本物だと思っていた愛の形がいかに薄っぺらいものかと気付いてしまうあのシーン、頭をガツンと殴られた気がした。めちゃくちゃ人間を描いていて”人間描き過>>続きを読む

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

4.0

冒頭からティム・バートン、全てがコミカル。構図とか光の当たり方とか衣装とか小道具とか、画は最高。ついでに4K UHDで見たので画質も最高。しかし脚本がどうにもフワフワしてるなと思って見てたんだが……最>>続きを読む

ソウX(2023年製作の映画)

3.8

冒頭からジグソウの人生の一片を描くスタイル。観客全員がジグソウ頑張れ……と応援したくなる。この視点は新鮮ですな。私セシリア役のシヌーヴ・マコディ・ルンドさんの顔がめちゃくちゃ好きでしてね。この人がどん>>続きを読む

正体(2024年製作の映画)

4.0

邦画の割にはカメラワークや画角、劇伴や効果音の質が高くていやこれは世界水準だなと。横浜流星さんって人、全然知らんかったけどこの人すごい俳優ですね。最初の方なんかめちゃくちゃ凶悪犯の顔に見えた。しかも変>>続きを読む

ジュマンジ(1995年製作の映画)

4.6

VHS・DVD版吹替で鑑賞。このバージョンの吹替が一番トガっていて面白いし、これ以外でほとんど見た事ない。ドウェイン・ジョンソンの新シリーズも面白いけど、本作は街中にジャングルのトンデモな生き物が出現>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.0

1作目に比べると脚本にアラがあるな。ピタゴラスイッチ的な面白さはあるが、ビフ老人がタイムマシンを初見で操作してるのも違和感あるし、なんせ1955年のあの日である必要性がないっていうのがね。ご都合主義で>>続きを読む

野生の島のロズ(2024年製作の映画)

4.1

うーむアニメ映画だと思ってナメてたけども。嫌われ者が居場所を見つけるって話と、血の繋がってない親子の愛情の話、めちゃくちゃ上手く融合されてるな。しかも『アバター』『スターウォーズ』的なアクションシーン>>続きを読む

ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

4.2

シガニー・ウィーバーが好きなので。認められたい、必要とされたい、誰かにとっての何者かでありたいという人間的な欲望を具現化したような物語なのだが、描き方としては非常に健全で健康的。特にアラン・リックマン>>続きを読む

ブルーピリオド(2024年製作の映画)

2.8

うげ……渋谷が舞台だったからなんとなく見てたけど、終盤の展開にさすがに吐き気が。映像もセリフも全部気持ち悪かったぜ。こんな男性同士の友情の形はあり得ないな、いっそ役者が全員女性だったらどうか? いやそ>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.6

日本テレビ版吹替で鑑賞。たぶん何十回も観てるけど何度観ても面白いな。脚本と演出が緻密でムダがない。クライマックスの演出なんてもうめちゃくちゃ凄いわ、ウオオオってなる。新録の吹替は割と堅めの出来、ちゃん>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.2

ちょっとエッチやね(アマプラで観たら亀頭にモザイクかかってなかった)。画作りが現代的でとてもよいですね、特に身代わりを作る時とトリップするシーンが分かりやすいけど、構図とかピントの合わせ方とかがすごく>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.9

軍人を蹂躙する巨大生物。仲間を殺されて狂っていく大佐。うっすいなー。ペラッペラやな。もうめちゃくちゃIQが低い! しかし数々の巨大生物とそれに殺される人間たちを見てるとどうもにも心が癒される。クモの脚>>続きを読む