あやと

ドント・ウォーリー・ダーリンのあやとのレビュー・感想・評価

-
最後20分くらいで全部納得した

でもそんなこと以上にそれこそ『ミッドサマー』とか諸々のホラーを彷彿させる意味深のカットと狂ったように蠢く目のオマージュ、それを支える映画音楽と、絶妙な間とタイミング
誰かプロデューサーあたり関わってるだろ、オリヴィア・ワイルドの作風じゃない

女性も台頭する時代の流れ
理性を失い惨めなプライドと共に、かつて逆の時代の社会を再現、自己欺瞞を現実にする悪魔の囁き

苦しみはわかるけど努力の結晶でありながら男より遥かに真面目だからこそ成り立つこの時代を、見事に皮肉ったコンテポラリーなホラーミステリーとテクニックで映し切る

フローレンス・ピューは相変わらずだけど、思いの外ハリー・スタイルズが俳優として作り上げる世界観が基盤があって、片手間に俳優をやってると思ってた自分が憎い めちゃくちゃいい クリス・パインもいい意味で直球な役をやりがちだったのに、今じゃミステリアスな風格を纏ってかっこいい
あやと

あやと