スワット

胸騒ぎのスワットのレビュー・感想・評価

胸騒ぎ(2022年製作の映画)
3.5
2024年劇場鑑賞53本目 字幕鑑賞
デンマーク出身のクリスチャン・タフドルップ監督が放つヒューマンホラー。

キャストも殆ど北欧で、知ってる人ゼロでした。
大層な胸糞映画という事で、公開当日に気になって観てみた。

蓋を開けてみると、観客に居心地の悪さを共感させる精神4DX的な映画でした。
もちろんラストスパートは胸糞でしたが。

デンマーク人とオランダ人は親和性が高いのかなぁと国際的な情勢はちんぷんかんなので、ほのぼのしながら観てたのですが、そんな訳もなく…
徐々にあー嫌な雰囲気だなぁと感じさせる展開。

個人的に嫌だったのが、離れの建物?の扉がバンバン風で開いたり、閉まったりしてるところ。
規則的になる扉が叩きつけられる音はなんか不安になります…

問題のラストのシーンも
ビャアンが「どうしてこんな事するんだ?」との問いかけにパトリックが
「君達が差し出したからだ」と答えますが、このやり取りが全ての答えだなと変に納得してしまった僕がいました。

エンドロールにも神話の悪魔の様な姿をした絵がずっと映し出されていましたが、彼等は人間の姿をした悪魔だったと思うことですんなり結末を受け入れることができました。
一種の災害のようなものですよね。約90分間の突拍子の無い災害に巻き込まれた家族の様子を見せられた気分です。

どうやら本作をブラムハウス制作でリメイクするみたいなので、また違った雰囲気や展開を見せてくれることを期待してます。
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