いろいろ惜しいと思ってしまった、個人的にはそんなに怖くなかったし興味深くもなかった、ヨーロッパ圏の映画を見ていつも思うがキリスト教に対するもう幾分か深い知見がないと全力で楽しめない
随所で描かれる父としての現代的な苦悩、描くなら描ききって欲しかったし散りばめるには強すぎるパーツである気がする、宗教的香りのするオチに持っていくためには不可欠であったのかもしれないがそこを掘った方がより不快度が増したはず
想定されるオチとしては最もありきたりなオチで展開的な裏切りに欠ける、丁抹父が丁抹母を殺すエンドや阿蘭陀息子()が阿蘭陀両親を殺すエンドの方がより心に残るものがあったかな、
ただ終盤で描かれる教育的虐待は現代日本にもよくある話であり中学受験塾に通っていた時の知人の母を思い出しトラウマが引き起こされる人も多いんだろうなと感じた