ボーイング乗るの嫌になっちゃった…
5ヶ月で2回墜落して乗員乗客全員犠牲にしたボーイング737MAX。原因はエンジニアに品質よりも株価を優先させた経営陣だったというドキュメンタリー。
この業界詳しいのだけど、MCASってシステムは聞いたことなかった。私もインフラシステムのエンジニアなので、レガシーになっているものをゼロベースで開発することの難しさは身に染みて分かる。難しいから一部だけマイナーチェンジすると色々波及して結局何も変えられないんだよな…この映画見て結構ハッとした。
ニュースは知ってたけど、なんで日本あまり騒いでないのかと思ったら、737MAXが運行してないのね。
以下、ネタバレを含む
エアバスが燃費の良いモデルをリリースしたぞ。ボーイングも燃費の良いやつ出すぞ。新型を開発すると承認まで時間かかるから、40年前の機体に燃費の良いエンジンを積んでモデルチェンジにしよう。新型じゃないからパイロットのトレーニングもなしにしてコスト下げよう。エンジンが大きくて、機首が上がってしまうから、MCASってシステムを作って、自動で機首を下げるようにしよう。MCASのことをパイロットに教えたら、トレーニングの必要性を訴えるかもしれないから内緒にしとこ。
結果、このMCASが誤作動したらずっと機首が下がり続けて墜落するのだ。
管理者が代わって5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)も出来なくなったお粗末な製造現場を見てしまったらボーイング乗りたくなくなるわ…