佐藤

ザ・ホエールの佐藤のレビュー・感想・評価

ザ・ホエール(2022年製作の映画)
-
チャーリーと過ごす数日。
まるで自分が幽霊みたいに。
まるでアランのように。

ほぼ室内で完結されてるこの映画がまともに観れるのは脚本と演出と演技が上手すぎるから。台詞の抑揚も盛り上げる所とか全体の把握が凄い。チャーリーの身体にも圧倒される。ブレンダン・フレイザー久しぶりにみたけど演技めっちゃ磨きかかってた。セイディー・シンクは『ストレンジャー・シングス』と演技自体は似てるもののメイクもあってかその目つきや存在感を改めて知らされた。『ザ・メニュー』でも存在感があったホン・チャウはここまで演技出来る人だったんだとこの作品で気付いた。

個人的に効くシーンが幾つもあって、じんわりと浸透していってしっかり染み付いた。家族じゃないからって相当辛いわ
なんか思い出と希望と現実の全ての板挟み状態の感覚で物凄く苦しかった。アスペクト比が1:1.37なのも効いてる。
佐藤

佐藤