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バイオレンスアクションのLOOZEのレビュー・感想・評価

バイオレンスアクション(2022年製作の映画)
2.1
物語 ★★
配役 ★★★
演出 ★
映像 ★★
音楽 ★★★


総評


良い点
・BGMつきのノリノリ殺戮
・ハシカンの可愛さ
・役者陣の安定感。
・特に関西弁の彼、最高。何で見たんだっけな


気になった点
・現代の都内で銃撃戦。ノーポリス。警察対策はどうなってるの?てか銃ありすぎ
・デリヘルかラーメン屋がどっちやねん
・ギャグシーンが多すぎる&滑ってる
・キックボードどこいった?乗ってたり乗ってなかったり
・人外スピードでの弾よけ。冷める
・グリーンの抜きの甘さ
・上手そうで下手な編集。そのせいでハシカンのアクションのショボさがめちゃ露呈してる。あと真面目なシーンとギャグシーンを五分五分で交互に挟むため物語のスピード感皆無。
・スタントのスタント感(これも編集のせいかも)
・戦闘シーンが、派手にするためにMVっぽくヒッチャカメッチャカな編集にしてるため、見辛いし戦闘プロセスに興味がわかなくなる
・カットごとにアクションが飛んでることが多すぎて見てて気持ち悪い
・銃の質感が完全にエアガン
・ナイフ包丁もパッと見で偽物
・トートバッグに裸で銃入れてるるって、、、殺し屋失格やろ
・金髪の新人、全く無意味
・この殺し屋組織は3人でやってんの?
・そのライバル的なスナイパー、全く無意味
・屋内銃撃多いのにcarシステム無し。案の定銃蹴り上げられ
・総合病院みたいな病院なのに、殺し屋の女に助手につかせる非常識な病院。せめてブラックジャックみたいな闇医者みたいのにすりゃいいのに
・殺し屋はオートマチックなのにヤクザはリボルバー
・最終決戦のヤクザが理由なき刀
・城田優の人外パワー(撃たれても怯まない&超ジャンプ)
・でも相手を殺し損ねまくる(どこまでも追ってきて必ず殺すとされているはず)
・トドメを刺そうとする敵が喋りだしてヤラれるという古典
・ハシカン、突然の音楽聴くと強くなる設定。最初から聴いてろや
・ラスト、ハシカンと城田優の一騎打ち。クソダサ互角の殴り合い(グリーン抜き雑)を観ていると突然、ハシカン超加速でナイフで滅多刺しで即勝ち。は?
・ヘリから高橋登場、撃たれるテラノ。いや、打つなら殺し屋だろ
・ヅラ「お前らの親分は死んだ、無駄な戦いはやめようや(銃構える)」囲まれてる人数的になんの脅しにも説得にもならないはずなのにそれで済む
・最後の写メ、テラノ不死身かよ。爆弾どうなったん?んでダムに投げた30円拾ったの?てか30円のくだりダサいし引っ張るほどの内容じゃない。全く要らない。
・ハシカンが可愛いのに何で殺し屋なのか、なんで強いのかの設定がない(最重要クソポイント)
・全世界配信の映画で、キックアスを意識してますデザイン設定で、佐藤二朗のギャグで笑い取るって考えられないくらい頭が悪い。恥晒しだからまじでやめてほしい。他の真面目な制作者への冒涜とすら感じるわ。


総評
キックアスのヒットガール日本版かと思ったら全く違う映画だった。というか映画ではなかった。
どこにもドラマが無いし、登場人物の誰にもストーリーがない。

ポスターデザイン、掴みはいい感じ。
豪華キャストでハシカンの可愛さを支え、それだけを楽しむ映像作品だと思えば。
全編、セリフ無しで観たほうがまだ見やすいかも。
昔、中古ゲーム屋で50円とかの見たことも聞いたこともないクソつまらなそうなゲームをわざと買ってやってた時の気持ちを思い出した。
全く楽しく無いんだけど、真面目に作ってこんなゴミを作れる環境があるっていうことにだけはワクワクする。

キックアスは2010年。日本の映画界は全く進歩しないままここまで来て、2010年の映画のいいところも全く吸収できずに、「これ悪ふざけなんでw」みたいな照れ笑いしながらゴミを世界にばらまくところを見るにつけ、腐敗をし続けてると思うとやはり日本の映画業界は終わってると思った。
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