このレビューはネタバレを含みます
何から話を始めていいのやら。
まず、アニメーション。CGが粗くカクカクしていることもあり、最初はキャラクターデザインが微妙に思える。(てか多分キャラデザは微妙なんだと思う笑)
それがしかし、マオとゴウが出てくる辺りで次第に愛着が湧いてくる。不思議。で、女の子の方のチュンがすごくかわいく見えてくるわけ!もはや推し。あのキャラクターデザインから推測するに、中国ではつり目の女の子が一般的にウケるのかな?
そんでもって音楽。めちゃいい。エンディングテーマなんてものすごく良い。あの曲を含めて一つの作品と言い切っていいくらい。(ちなみに毛不易って歌手の無名的人って曲らしい。Apple Musicにあります。)
内容としては端的に言えば、ダサい熱血青春アニメ映画。なんだけど、これが日本人の美徳と合致するのかな。きっとこの映画を観てワクワクしない日本人は絶対にいないんじないかと思う。(注)主に昭和生まれに限る。
あと絶対にハズせないのが、最後の太鼓のシーン!えぐい程のワクワク感!中国と日本と国は違えど、同じ東アジア人には通ずるものがあるんだな〜と胸に熱くなるものを感じた。
《 総括 》
いや、悔しいけど面白い。最終日に頑張って恵比寿まで観に行ってきて本当に良かった。中国アニメだからってナメないで、どこかで機会があれば騙されたと思って是非観て欲しい!
けど前述した通り、CGが粗く普段PIXARとか観ているひとにはだいぶお粗末なデキに感じられると思う。だから、このまんまの脚本と演出で日本のアニメーションスタジオにリメイクして頂きたいのが本音です笑
それでも自分には正直ブッ刺さりすぎて、エンドロールのあとに一人ででも拍手しようと思っていたら、自然と会場全体から拍手が聞こえてきた。その経験も含めて、いい作品に出会えたなと今満足感を覚えている。
おれも競技獅子舞、始めてみようかな!