ふてい

ゼイ・クローン・タイローン/俺たちクローンのふていのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 舞台は貧しい黒人が多く住む荒れた架空の街。ドラッグの売人フォンテーンは敵対しているアイザックに射殺されるが、気づくと無傷で自宅のベッドで目を覚まし、前日の夜の記憶が失われていた。フォンテーンの死去を知っていたポン引きのスリックと売春婦のヨーヨーと共に調査をするうちに、3人は地下で行われているある陰謀に巻き込まれていく。

 面白かった。一つの不思議な出来事からキャラの立った主人公3人組が町の謎に迫って行く物語であり、前半は徐々に明らかになる事実を追っていくのが楽しい。そして謎を追って行った先で判明する企みのスケールと非人道さ、想像以上の敵の巨大さに驚く。さらに、敵の力の前に絶望し、一度は諦めるフォンテーンがもう一度立ち上がるまでの展開や、普段は敵対している組織と協力する展開など、後半に熱く盛り上がる要素が盛り込まれていて最後まで楽しかった。
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