モリタコウセイ

私は世界一幸運よのモリタコウセイのレビュー・感想・評価

私は世界一幸運よ(2022年製作の映画)
3.7
恋愛やキャリアも完璧とも言える人生を送っている女性がインタビューを通して過去と向き合う作品。性的暴行と銃乱射事件。高校時代に2つこんな経験するのは残酷だと感じた(勿論年齢関係なく酷いことである前提で)。

自分を偽って生きてきた主人公はなかなかその殻を破ることが難しいが、ドキュメンタリーインタビューをきっかけに前に進むシーンには人の強さを感じた。

“でも私の怒りは一酸化炭素と同じ”

この表現は秀逸だった。無味無臭だけど、毒性が強い。まさに主人公にぴったりの表現。