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フォーリング・フォー・クリスマスのRのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

2022年のアメリカの作品。

監督は「ハートビート ネクストステージ」のジーン・ダミアン。

あらすじ

甘やかされて育ったホテル王の一人娘シエラ(リンジー・ローハン「シャドウワールド」)はある日、付き合っていたセレブインフルエンサーのタッド(ジョージ・ヤング「マリグナント 凶暴な悪夢」)にプロポーズされるものの、その矢先事故に遭って記憶喪失に陥ってしまう。事故から助けてくれたロッジオーナーのジェイク(コード・オーバーストリート「スウィング・オブ・シングス」)の元で成り行きで過ごすことになったシエラはジェイクやその家族とクリスマスを過ごすうちに次第にジェイクの人間性に惹かれていく。

ワンちゃん映画3連発の後はやっぱクリスマスシーズンだし、一本はクリスマス映画を観ないとなーとNetflixで適当に選んだのが本作。

お話はあらすじの通り、お金持ちのいけすかねー主人公が住む世界が違う一般層の相手役とひょんなことから知り合い、その人間性に惹かれていくという、なんとも月9とかにありそうな王道ラブストーリーではあるんだけど、まず特筆すべきは主演が(及び製作にも噛んでる)、あのお騒がせ女優リンジー・ローハン。

海外セレブ事情に疎い俺でも存在だけは知ってるスキャンダラスな女優で有名なんだけど、いつの間にかとんと「あの人は今…」的にみんなから忘れ去られたと思ったらこんなところに!って感じなんだけど、観てまず思ったのが…え?誰?

俺が最後に見たリンジーってもっと気の強そうなセクシーレディって感じだったと思うんだけど、今作のリンジーはマジで誰?ってくらいめっちゃ老けてる!

どんくらい老けてるかっていうと相手役のコード・オーバーストリート(どうやら「gree」で有名らしい)と並ぶと相手役というよりかは完全にお母さん(それも肝っ玉母ちゃん!)だし、どちらかというとリンジー演じるシエラのお父さんの相手役ってのがまだ納得するくらい全然釣り合ってない。

さらに驚いたのが、調べてみたら、え!俺とタメなん!?明らかに40後半くらいの口元の小皺とふくよかな体型だぞ!いくら海外の女性は老けやすいとは言え、これはヤバい。

だから、お話的には王道なラブストーリーで、ただその分ジェイクの恋のライバルのタッド(あの「マリグナント」のイケメン刑事!)もホテル王のお父さんも初めは嫌なやつっぽさはあれど、段々と人間味が出てきて、終盤にかけては嫌なやつは1人もいないノンストレスな作りもあって、全然お話が入ってきません笑!!

リンジーが演じてて、親の七光りでヘイト集めるシエラ自体もジェイクと知り合ってからは、ジェイクの一人娘とも仲睦まじく触れ合うし、ロッジの手伝いも苦戦しながらも懸命にこなして、めちゃくちゃ感情移入できる主人公になっていくんだけど、それを演じてるのがリンジーで、マジでおばさんだからマジで混乱する。

これが、それこそ40代くらいの年齢設定だったらまだ入り込めるんだけど、多分シエラの設定ってリンジーと同世代かそれより自体くらいでしょ?完全にベテラン女優の風格で、いや、全然入り込めねー笑。

と、そんなノイズはありつつ、全編に溢れるクリスマスムードは心地よく、かつサンタらしき人物が出てきたり、ソリは飛ばないものの「クリスマスの奇跡」的なオールハッピーなオチもあり、作品自体はいいんだけどね…。

クリスマスの奇跡があるならば、どうかリンジーにもっと若さを与えてください!サンタさん!
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