レブロン・ジェームズ&アダム・サンドラー制作のバスケサクセスストーリー。
バスケのスカウトマンが、スペインのストリートで逸材を発掘。彼をNBA選手にしようと奮闘する。
"Do you love this game?"🏀
思いがけず良いスポーツ映画に出会った!バスケに疎い自分が見ても十分楽しめた。事実、フアンチョ・エルナンゴメスが本物のNBA選手であるとは知らず、このスペイン人俳優NBA行けるんちゃうか?とか思っていた。笑
コーチ・ミッキーを主人公にした現代版『ロッキー』バスケ編のような作品で、フィラデルフィアを舞台にアメリカン・ドリームを掴もうとするコーチと選手の物語。ストーリーとしては超王道なのだが、映画としてのクオリティがいちいち高い。名だたる現(元)プロバスケ選手・コーチが制作に携わっているということで、ドキュメンタリー映画さながらのリアリティがあった。撮影も良いし、演出も細かい所まで行き届いている。
アダム・サンドラー演じるスタンリーがとても魅力的。彼は、冴えないアメリカ人中年を演じさせたらピカイチ。ユーモアセンスが良くてクスッと笑わせてくれるし、ホロッと泣かせる良い表情をする。思わず応援したくなる愛されキャラだ。
バスケシーン、特にトレーニングモンタージュが格好良い。メディシンボールとタイヤを使った練習や、バスケットボールを使った動体視力トレーニングは新鮮だった。ベタだけど、『ロッキー』オマージュにも興奮した。フィラデルフィアに行ったら絶対やるでしょ。
個人的に、76ers会長役で登場したロバート・デュバルが胸アツだった。
サッカー嫌いなアメリカ人描写が面白かった。(男子)サッカーがアメリカでなかなか受け入れられない原因は、試合時間が長い割に点が入らないことと、セットプレースポーツ(アメフト・野球・バスケ)とは違い、CMが入れづらく金にならないことだと思っている。近年はMLFの発展もあってサッカー人気が高まりつつあるようだ。自国開催となる2026年ワールドカップはどうなるか。今から楽しみだ。
"I'll say one last inspirational thing to you: they can't kill you if you're already dead."
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