すごくひたひたと怖い仕上がりで、監督トビアス・リンホルム(偽りなき者・マインドハンターS1,E5&6)、脚本クリスティ・ウィルソン=ケアンズ(1917)という名前に後から気づいて妙な納得感が。
気になってたのは主演二人の名前がきっかけだったんだけど。エディ・レッドメインの死んだような顔がすごく怖い。普段とても穏やかで優しいからこその、底知れなさ。
看護師たちも刑事たちもそれぞれすごくちゃんとお仕事してて、信頼関係築かれていく感じも厳しい職場での優しさもしっかり描かれていて、その向こうに意味が分からない闇が広がっている感じが、それに気づいてぞっとする感じがしっかり伝わってきた。
怖いのは、連続殺人があまりにも簡単に行われていたことだけでなく、それを保身のために隠していた病院(9つ!)という話もだし、ある程度確信を持ちながらも告発しなかった同僚たちも。
でも同じくらい怖かったのは、主人公が看護師でありながら無保険で、命に係わる持病を抱えながら二人の娘を育てているシングルマザーで、しばしば発作を起こしながら夜勤をこなしている描写だった。
一回の診察で980ドル請求されてたよ...。思わず今のレートで計算しちゃった(円安だからなおさらぞっとした)