ゆき

グッド・ナースのゆきのネタバレレビュー・内容・結末

グッド・ナース(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

チャールズ・カレンっていう実在した連続殺人犯のナースの話。淡々としてはいるけどエイミーの心筋症と雇用期間が一年を迎えるまで保険に入れなくて手術が受けれないから、それまで発作がおきながらも働かなきゃいけないところ、見てるこっちもドキドキした( ; ; )

冒頭の、病気を持ちながらも毎日働いていかなきゃいけない母といつもお母さんがいなくて寂しい思いをしてる娘の会話、吉野家で牛丼食べながら泣いた。あの絶望的な状況(心筋症悪化→近いうちに手術受けなきゃいけない→でも勤続年数1年未満だから手当も受けれない)からここまで頑張れる母、本当に強い。どの映画をみても母はいつも強い。

劇中では、犯行動機については一切語られなかったってあったけど調べたら、「患者が心停止・呼吸停止に陥る事態を取り除いてやっただけだ」とか「救命措置は見るに堪えない」とか「自分が過量投与をしたことで、患者の苦痛を終わらせ、病院職員が彼らを非人道的に扱うことを防いだ」とか言ってたらしい。
劇中では、ランダムにインスリン投与されてたから回復に向かってた人も死んでしまってたし、私からしたら無差別殺人にしか見えなかったけど………

(タイトルをグッド・ナースにした理由がここらへんでわかるけど、ひたすらこわいな!ちなみに私には皮肉に聞こえる)

あと病院側も隠蔽に全力かけて、野放しにしてた(←こわすぎる)からあそこまでのモンスターになった感。セリフでも「なぜそんなことをしたの?」って問いに「誰も止めなかったから」ってあったし
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