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REBEL MOON ー パート1: 炎の子のelectricsheepのレビュー・感想・評価

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)
3.9
本格スペースオペラ!DUNEやクリエイター/創造者みたいに重すぎないSF娯楽大作待ってた!
ザック・スナイダー監督が趣味全開で好きに撮った作品をこちらも楽しむタイプのSF映画。SWや7人の侍にインスパイアされたと公開前から公言してるので、野暮な突っ込みはしない方が無難。
リディック、ジョン・カーター、移動都市/モータル・エンジンあたりが好きなら面白いはず。この手のSFは最近少ないので個人的には満足できた。
ペ・ドゥナは空気人形のお姉さんだと途中で気づいたけど活躍シーンが少なかったので続編に期待。

本作品、監督の奥様のデボラ・スナイダーが制作総指揮だが、この夫婦はジャスティスリーグ制作中に娘さんの自殺で作品を離脱しており、かなり大変だったと思う。
復帰作アーミーオブザ・デッドが、父と娘の物語を描くゾンビ映画だったので、家族の絆がテーマになったと思うと感じるものがあった。
本作でも、父と娘のモチーフが多用される。亡き王である父と、奇跡の力を持つ王女としての娘。主人公も娘であり、養父的なポジションの摂政を倒すので、パート2で父殺しの物語になるのかもしれない。この辺のテーマの着地をどこに持ってくるのか、パート2が楽しみ。
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