このレビューはネタバレを含みます
とっっってもジョーダン・ピールみに溢れる映画だった！！
意味のわからなさも、映画が急展開する様も監督らしかったなぁ
作品を見る前も後も何かにつけて「Nope」が口癖になった
不思議な映画だった。
自分には全く合わないなぁと思っていたら、急に面白くなって、いやこれもう一回観たいなと思わせてくる作品。
ジョーダン・ピールは毎回初見は微妙ながら、もう一度見たいなと言う気持ちにさせてくる、そこが魅力だなぁ。
前半は、ん？なにこれ？な演出が結構あって、分かりやすい話が好みな自分にとっては少し眠くなるパートだった。
ただ、こういった前半のよくわからんパートに、実はメッセージ性や伏線などが色々込められているので、もう一度見たくなるんだよな。
後半は、ホラーもののジャンルから、1つのミッションを成し遂げるチームものになっていた。ここからがかなり自分的には好きなパートだった。
自分はホラー映画において、ワクワクする展開が本当に好き。１つの敵を倒そうと団結する、ITや死霊館など。
今作Nopeも後半はまさにチーム団結もので、チーム一丸となって、写真を撮ってやるんだという意気込みを感じられて良かった。
そして意外や意外にも、1番最後のシーンは感動した。
妹がミッションを達成した時が最高に気持ちよかった。
以下、この映画の好きだったところ
・猿が人間をいたぶるシーン
→新鮮な映像が最高に好きだった
・UFOの造形
→SFもののフィクションの敵はキモければキモいほど好き。かなりキモくて怖くて大きくて最高だった。
・後半
→めっちゃくちゃ楽しかった。BGMも最高。黒人騎手が馬にまたがる伏線回収の絵面も最高だった。
・UFOの撮り方
→まず電子機器が使えないから、アナログなフィルムで撮影を試みるのがめちゃくちゃ面白かった。最後の地面に散らばるコインの使い方も写真を撮る機械も、発想が見事だなと思った
・UFOの体内や排出された血の描き方
→気持ち悪すぎて最高だった
苦手だったところ
・理解しきれない難解さ
→基本的には頭使わず映画は見たいので、もっと簡単だったらとっきやすいのかなぁ。でも難解なのがこの監督の良さかつ、もう一度観たい理由だから、結局良いところなのかもしれない。
・ジャンプスケア
→作品毎に毎回あるけど、今作は結構くどくてうるさい…映画で1番嫌な要素だった。個人的に音でびっくりさせる系ホラーは苦手…
前半きつすぎて、これ3.5くらいやなぁってノリだったけど、後半がめちゃくちゃよくて4.0になった
考察見たらの意味わからんシーンにも意味があったことが分かるので是非考察を観ていただきたい！この映画に込められたメッセージ性がすげぇぜ…
