撮影用の馬を調教する牧場を経営するヘイウッド家。
飛行機の落下物が当たるという不運な事故死で牧場主の父親を失い、息子のOJと娘エメラルドが牧場を継ぐが、経営は厳しく苦境に立たされていた。
そんな中、動かない雲の存在、そして父親が事故死した時に上空に高速で動く物体を見たというOJの言葉から、その謎の飛行物体を確実にカメラに収めて一攫千金を狙おうと画策するのだが・・・。
実はジョーダン・ピールとの相性が悪い私。
社会派ホラーがどうのということではなく、アプローチの仕方が単に自分の嗜好に合わなかったという感じ。
今回もそんな感じのアプローチで社会派テーマを扱うのかなぁと思っていたら、これはなんかシンプルに流れを楽しむと吉な作品でしたね。故に「ゲット・アウト」「アス」よりも楽しめました。
音の入れ方、「おっ」と目を惹くカット割、意味ありげで不穏なカット、観ている側に繋がりを考えさせる魅せ方、シャマラン作品をいい方向にアップデートしたようなSFアクションとして満喫できた気がします。
マニアっぽい他作品のオマージュはまぁあれとして、映像を撮ることに対する思いがキャラに投影されているところがよかったですね。
初めてジョーダン・ピールと相性が合った作品になったかもしれません。
