めちゃおもしろかった〜〜
ジョーダン・ピールだし大体おもろいやろと思ってあんまあらすじとか知らないまま行ったけど、うんめちゃおもしろかったわ
ざっくりあらすじは、住んでる家から空に変なの見えるんだけど…証拠をカメラにおさえたい!!って感じ
このあらすじからはあまり想像つかない展開になるが…
OJとエムの兄妹タッグ良いし、メカ&オカルトオタクのエンジェルまじ推せる
(以下ネタバレ含む)
IMAXでみてたけど劇中でIMAXカメラごりごりに壊れててわろた
奇跡を撮るぞカメラマンそんなすぐ死ぬ…?兄妹がタッグで捕食者やっつける構図が欲しいからそのきっかけとしてではあるでしょうが…(追記、ここは、自分が捕食されるところを映像にうつす、みたいなことだったのか、とみかえして思った)
あとスティーブン・ユァン演じるジュープだけチンパンジーのゴーディが襲わずグータッチしたってとこは、アジア人で猿か…?という最悪ジョークにもみえるが
猿関連の差別的な発言をされてきたアジア系と人格のないものとして扱われ虐げられているゴーディとの苦しみの共有、て考えることもできる
全体として人間以外の生き物とどのようにコミュニケーションを取っていくか、ということが大きなテーマとなっており、変に調教しようとして相手を尊重しないと調教される側は不当な扱いに怒り、逆らうよということが何度も描かれる
そういう意味ではジュープの死は、ゴーディの時は他の生物と対等に接することができていたのに、自分が万能だと思って調子に乗ってしまった者の末路…ととることもできる
またもう一つの大きな流れとして、マイブリッジの連続写真から始まる映画産業の歴史についての言及がある(アメリカはこっちとかエジソンのことを映画産業の始まりって言うしフランスはリュミエール兄弟が始まりって言いがち)
マイブリッジの連続写真、めちゃくちゃ有名なのに、馬に乗っている黒人の騎手のことは記録に残っていない
映画産業の作り手の側に最初から黒人はいた、でも知られてないんだ、ということから始まり、
その騎手の子孫である兄妹が倒したUFO(捕食者)の存在はこのあと話題になるだろうが結局エムとOJのことは連続写真の騎手のように忘れられてしまうのだろうか?果たして…という感じで物語が終わる
私としてはしっかり写真は撮れていてマイブリッジの時代とは異なりエムやOJが評価されるという方向であってほしいし
そうでなくても今この映画をみている我々がみんな2人の活躍みてるからな!という気持ちになった