このレビューはネタバレを含みます
かなり良作。
個人的に大ヒット!がなかった2022年上半期。
ここにきて、個人的ヒット作品がようやく登場という感じ。
予告や宣伝から想像していた作品と、初っ端からずれていて、いきなりのチンパンジー・惨劇。どう「見てはいけないもの」とつながるのかわからず、最後までハラハラ。
映像と音。
チンパンジー、コーディーの惨劇シーンは、本当におそろしい。
ジュープ少年に近づいて、心を通わせようとした、あのシーン、本当にトラウマ。スクリーンいっぱいにコーディーが迫ってきて心臓に悪い。
モーションピクチャーなのはわかっているけれど、それがよりリアルさ・人間っぽさを演出していて、もうトラウマ。
ジーン・ジャケットの映像美。
後半のあの美しさは、怖さよりも感動のほうが大きかったなぁ。
エヴァ世代なので…笑。
そして、中盤の吸い込み、血の雨を降らすシーン。
あの音!木馬が落ちてきた衝撃音!
激しくビクッとしてしまった…笑。お恥ずかしい…。
ストーリーは、前述の通り「思ってたんと違う!」んだけど、良い意味で裏切られて、予想不可能な展開はよかった。でもさすがに130分があっという間!というわけではないので、もう少し間延びしない展開にできなかったかなぁ…できないか…。
考察解説はたくさんでているので、私の陳腐な言葉で語ることはしないです。ただの(ちょっこと偏食が強い)映画好きの語彙力がない感想をご参考まで…。