ゆず

NOPE/ノープのゆずのレビュー・感想・評価

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
3.8
ずっと引き込まれる。
何かが起こりそうで中々起こらないモヤモヤ感もあるけど、それもいい
AKIRA

「エイリアン」(1979)、「未知との遭遇」(1977)、「サイン」(2002)、そして「キングコング」(1933)。「キングコング」のオリジナル版は、そのスケールやスコープの大きさを知ってもらいたかったのでクルーにも見てもらった。なぜ後世にこれほど大きな変容をもたらしたのか、クルーにも理解してほしかったし、それを学ぼうという気持ちもあった。そして搾取、スペクタクルにすること(訳註:見せ物にすること)、それは「ジュラシック・パーク」(1993)にもあることだが、それらについてのレッスンにもしたかった。

「オズの魔法使」についてはその中にホラーがあると思ったのです。劇中で竜巻が起きたり、空飛ぶ猿が登場したり、俳優たちがきちんとケアされていない、という意味での深い搾取が撮影現場で行われていたこと。この映画のレガシーは賞賛されるものでありつつ、告発される部分もある、ということになります。そういったことがこの映画に焼き付いています。

見る見られることの暴力性
誰が撮って喰う側なのか

連続ハイタッチ(let’s go boy!)
ゆず

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