冒頭のシチュエーションコメディの会話シーンから不気味さがじわじわ伝わり、ジョーダンピールの世界観に一気に引き込まれる。序盤はわりと凪だが、中盤以降徐々に嫌な展開に。過去2作よりだいぶスケールアップした印象で、随所にメタ的な要素や伏線が散らばられており、細部までは到底一度見ただけでは理解できなかった。
ただ、トータルとしては純粋にストーリーを追うだけで楽しめるエンタメ作品に仕上がっており、ハラハラドキドキ感のある映像と不気味な音響効果が気分を盛り上げてくれ、ラストの展開含め満足感は感じられた。鑑賞後の批評・解説サイトの閲覧まで含めて余韻を堪能できる作品。