このレビューはネタバレを含みます
【なにこれ斬新映画】
■あらすじ
主人公OJは父と馬の調教をして生計を立てていたが、上空から落ちてきたコインが頭部に直撃して父が死亡する。飛行機からの落下物による事故死とされるが、OJはこれに疑問を抱いていた。
父の死後、空を眺めていたOJは未確認飛行物体を目撃する。
いよいよ生活も厳しくなってきたため、このいわゆる“UFO”を撮影して発表することでひと稼ぎしようと考えたOJとOJの妹。しかし、この空飛ぶ円盤、実は人食い飛行生物だった。
■感想
え????
テーマは明確だけど、映し方が斬新すぎる。
おおー、久々にこんな「ザ・UFO」見た…と思ったら、人食い飛行生物です、という展開に、終始、え????てなってた。
登場人物の一人、ジュープ(スティーブン・ユアン、ウォーキング・デッド以来久々に見た)の件なんてなんともシュール。
ジョーダン・ピール監督といえば「ゲット・アウト」や「アス」といった黒人差別問題を常に扱ってきた人なワケだけど、本作もこのテーマが色濃い。
- 人間×チンパンジー
- 人間×馬
- 白人×黒人
- 人間×UMA(未確認生物)
といった支配する側とされる側が逆転する場面が度々映される。
相手に畏敬の念を持って接することができた者だけが生き残れるというオチだけど、これは好みが分かれそうな映画だなと思った。
それにしてもこのUMA、ふわふわして綺麗だなぁ。
後、ホルスト、余計なことして…。