最悪の奇跡。
でも、決して見上げてはいけない。
表向きは、ジョーズ的なエンタメでありながら、
差別、格差、資本主義、宗教を内包した、深遠な作品。
才能がありながら、男尊女卑で報われない、エメラルド。
見世物として消費されながら、勘違いで生きている、ジュピター。
資本主義に殺されながら、黒い英雄になる覚悟を決める、OJ。
パッと見では分からないけど、
見ようとすると、確かに”そこ”で生きている登場人物。
色々な意味を含み、何でも吸い取る、Gジャン。
”そこ”すら吸い取ろうとするが、、、
エンタメ性と社会性、浅さと深さ、の二面性を見事に描いた作品。
ただ、見てると気づかない。
ただ、見ようとすると、見えてくる。
あなたは、見るか、見ようとするか。
それによって、これからの”世界”の見え方も、変わってくる。