RHibinoさんの映画レビュー・感想・評価

RHibino

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パリタクシー(2022年製作の映画)

3.3

人生は、思いがけない繰り返し。
あなたに会えてよかった、人生最後の、パリタクシー。

人生どん底のタクシー運転手が乗せたのは、少し訳アリの高齢者。
そこから織りなす、笑いと泣きと、人生賛歌。

美しき
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.4

B級ホラーアクション映画か
格式高い哲学映画になったエイリアンシリーズを、
みんなが求めていた場所に戻した原点的作品!

・1と2の間と時系列も絶妙で、
1、2が名作だからこそ期待は大きかったものの見
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.6

映画史上燦然と輝く、愛と人間賛歌。
その大河は、後世にも受け継がれる。

・冒頭の結婚式と裏で行われる取引、クライマックスの協会と惨殺等、見事なまでの「対比」
・マーロンブランドの圧倒的存在、アルパチ
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.7

LiLiCoが絶賛し、話題となった感動作。
たとえ離れても、あのチョコレートドーナツの味は忘れない。

社会的な少数派を取り上げた、よくある感動ものでしょ、
と見る前はよくある感動作と括ってしまったが
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

2.9

ジョージAロメロが放つ、社会派痛快映画。

・「ゾンビ」等から一貫してる社会批判と風刺・痛々しい粗さ
・当時を思わせる、アミューズメントパークの賑わいと恐ろしさ
・「若者怖い」という、今では考えられな
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.2

「今」を味わい、さぁ、未来へ。
ヨーロッパ企画らしい、リバー、流れないでよ。

・ヨーロッパ企画らしい、舞台的演出とセリフ回し、秀逸な脚本
・京都の「貴船」を上手くいかした設定と、映画だからこそ出来る
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.8

これぞ、ミュージカル映画の真骨頂!
レ・ミゼラブル!!

レ・ミゼラブル本来が持ってる、壮大な愛と革命の大河。

従来のミュージカル映画の口パクをなくし、その場で歌ってそのまま録音したからこそ出せる迫
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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007年製作の映画)

3.1

ティムバートン×ジョニーディプの黄金コンビが織りなす、
残酷も哀しい復讐の物語。

シザーハンズから「ハサミ」にゆかりのあるジョニーディプが、
今度は復讐に燃える理髪師に。
ゴシックホラー・モノクロ・
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シカゴ(2002年製作の映画)

3.3

エンタメ性高く、社会を皮肉る痛快傑作ミュージカル!!

物語は、1人の女性の犯罪者が、コミカルに無罪を捥ぎ取る話。
でありながら、登場人物、
みんな欲深いエゴイストでアングラな雰囲気を作品全体に漂う。
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バブル(2022年製作の映画)

2.3

船頭多くして船山に登る。
その典型の様な作品で、バブルのようにはじけた作品。

進撃の巨人の制作陣、キャラクターデザイン小畑健、脚本虚淵玄等と超一流のクリエイターが集結したにも関わらず、それぞれの個性
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オーメン(1976年製作の映画)

3.2

レビュー数666なので、オーメンを。

エクソシストから成る悪魔系ホラーと、
後のスプラッターホラーのちょうど中間で、
とてつもない不気味さで後年に名を残した本作。

スプラッターホラーの派手さはない
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ONE PIECE ワンピース THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵(2006年製作の映画)

2.7

前作のオマツリ男爵の影響か、今度こそエンタメ性に振り切った1本!

・作家性ではなく、ターゲットは子供!そこをブラさないサービスとシンプルさ
・何故かプルルンのナミさん
・ゲスト声優の聞き取りやすさ
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.2

昭和のノリが凄い原作を、見事に令和に昇華した本作!

・過激な下ネタも再現しつつ、令和にも放送できる再現度
・鈴木亮平をはじめ、俳優陣の演技の幅と本気度
・歌舞伎町という最適なロケーション
・ハリウッ
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ゴジラ対メガロ(1973年製作の映画)

2.4

ヒーローブームの流れを汲むゴジラシリーズ。

自我に目覚めたロボット、
子供に人気のカブトムシフォルムのメガロ、
前作のリターンマッチ、ガイガン、
やっぱり〆はゴジラ、
とヒーローブームと怪獣プロレス
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13日の金曜日PART2(1981年製作の映画)

2.4

9/13.13日の金曜日なので。

ジェイソン誕生するも、まだ成長段階であり、布袋と無敵感もないのが逆に応援したくなる本作。

ストーリーは前作とほぼ同じで、村にキャンプに来た若者が次々に殺されていく
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仮面ライダー4号(2015年製作の映画)

2.3

仮面ライダー3号から続く、
仮面ライダー4号。

仮面ライダー3号の続きでありながら、
・何度も命を落とす仮面ライダーマッハ
・まさかの霧子まで死ぬ展開
・客演の豪華さ
・メイン仮面ライダーでありなが
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.6

秋の夜長に観たい、大人に染み入る良作。

黒人差別がまだ色濃い時代に、
上流階級向けの黒人アーティストと色々な人種を見てきた白人が、
差別が多い地域でコンサートツアーを行う物語。

「品位」「信念」の
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仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

3.4

仁義なき戦い、第二弾。
スピンオフ的作品でありながら、重厚な作品!

何と言っても、千葉真一と北大路欣也!
性格、生き様が真逆でありながら、「戦争」の跡を残す若者二人。
この二人の活躍が、「犠牲になる
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

音楽伝記映画の地位を一段階上げた名作!
これぞ、ボヘミアンラプソディー!!

グレイテストショーマンのスタッフが、
QUEENの音楽を元に、QUEENの生涯を描いた作品。

ただのサクセスストーリーで
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ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

2.7

キラキラ青春バトル漫画かと思いきや、「命」の重さを戦場で教える生々しい作品!

・戦国自衛隊のような緊張感
・バトルロワイヤルのような一人一人の生き様と死に様
と、意外にグロく、メッセージ性も強い。
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仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション(2019年製作の映画)

3.1

仮面ライダーの新時代は、ここから始まる。
ジオウ×ゼロワンの令和ザファーストジェネレーション。

・平成ジェネレーションから受け継ぐCGアクション・新フォーム・新ライダー
・昭和から受け継ぐ「仮面ライ
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エマニエル夫人(1974年製作の映画)

2.7

女性を中心に、一大ブームを巻き起こしたポルノ映画。

・映画は見ていなくても、聞いたことあるテーマ曲
・シルヴィア・クリステルの可憐さと芸術的裸体
・下品な感じではなく、上品な雰囲気が漂う性

物語は
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ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.3

偉大なる魔法使いの死。
ここから始まる、最終章。

ヴォルデモートがいよいよ復活し、
ダークな雰囲気が増した本作。

ロンとハーマイオニーの恋模様を描きつつ、マルフォイの葛藤、「謎のプリンス」の存在と
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仮面ライダークウガ 特別篇(2001年製作の映画)

3.1

伝説は塗り替えるもの。
仮面ライダークウガ、総集編。

第1話・第2話の総集編であり、五代が仮面ライダークウガとして「みんなの笑顔のために」戦う変身を描いた作品。

CGが発達してなかったからこその生
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

2.7

社会風刺であるものの、
性の気持ち悪さが露骨に出た作品!

あるSNS実験で、美女をダミーとして、アカウントを作り、どのような結果が起こるか社会実験を行った本作。

アカウントを作った途端、群がる飢え
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着信アリ(2004年製作の映画)

3.2

良くも悪くも、Jホラーブームにトドメを刺した作品!

・リング・呪怨から受け継ぐもの、それを壊すもの
・Jホラーのじめっとした後を引く怖さではなく、むしろサービス満点な殺し方大喜利的な怖さ
・00年代
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天気の子(2019年製作の映画)

3.4

「君の名は」の次作として、大いに期待されたものの賛否が分かれた。

・「雨」「水」の幻想的表現
・現代の若者らしいテーマ性
・セカイ系の流れをくむ、終わり方

良くも悪くも、「君の名は」ほど、一般受け
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マルサの女(1987年製作の映画)

3.7

80年代の日本の栄光と闇を描く、傑作社会派作品!

・誰もが聞いたであろう、あのテーマ曲
・税というお硬いテーマでありながら、エンタメ作品として昇華する手腕
・古き良き邦画の粗い感じと温かい雰囲気
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ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(2000年製作の映画)

2.6

ミレニアムシリーズの挑戦を感じる1本!

・ゴジラ1作目で勝てなかった人類という設定、「ラドン」で出た敵の変異体、という昭和から受け継がれた要素
・CGを多用した新怪獣、女性隊員の活躍、VFXの発展。
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ONE PIECE ワンピース エピソード オブ ナミ 航海士の涙と仲間の絆(2012年製作の映画)

3.2

初期の名作、アーロン編を、
エピソードとしてまとめた総集編!

・タッチをリメイクしたことで、滑らか且つシャープな画風
・何度見ても泣けるし、カッコいい名場面の数々

再度鑑賞、はじめて見る方に、おス
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ドラゴンボールZ 絶望への反抗!! 残された超戦士 悟飯とトランクス(1993年製作の映画)

3.1

未来を変える、トランクス。
人造人間編は、ここから始まったエピソード0.

ドラゴンボールとは思えない、絶望感と圧倒的強さ。
それに立ち向かう、未来悟飯とトランクス。

力の無さと不甲斐なさ、でも乗り
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劇場版 BLEACH ブリーチ MEMORIES OF NOBODY(2006年製作の映画)

2.6

初のBLEACH劇場版!

・か弱き女性ヒロインとイケメンの敵、オサレ発言、一護のカッコよさ、
というBLEACHのお家芸
・一護と茜雫のキュンキュンするデート
・護廷十三隊が活躍するバトル
・締める
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銀魂(2017年製作の映画)

3.2

銀魂だから出来た、福田組だから許せた銀魂実写版!

・原作の何でもありな空気感と、福田組の笑いの相性の良さ
・原作でも人気の高い、紅桜編(カブトムシ編なども(笑))
・やり過ぎなコメディと締める時は締
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THE LAST -NARUTO THE MOVIE-(2014年製作の映画)

3.1

NARUTOのラストは、愛で締める。

原作の第四次忍界大戦から、最終回の間を描いた作品で、バトルより、ナルトとヒナタがどう結ばれたが主軸となった作品。

感動の恋愛ものを描きたいが為の、多少設定の強
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

3.4

リングからのJホラーの系譜を受けつぎながら、
ただの「怖い」映画で終わらせない秀作。

・頼れる人が誰もいない、でも一人娘を守らなくちゃ、
の狭間で強さとか弱さで揺れ動く、1人のお母さん。
・親の愛情
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烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS(2014年製作の映画)

2.4

トッキュウジャー、劇場版でよりパワーアップ!!!

・志尊淳、横浜流星、ゲストに福原遥と、若手のフレッシュさ
・戦隊らしい明るくポップな作風
・イマジネーションを忘れないメッセージ性
・劇場版ならでは
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