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炎の少女チャーリーの福福吉吉のレビュー・感想・評価

炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)
3.0
◆あらすじ◆
超能力を持つ両親から生まれた少女チャーリーは生まれながらにして火を発する能力を持っていたが、コントロールできずにいた。父のアンディはチャーリーにその能力を抑えるよう指導していたが、チャーリーは学校でのトラブルで発火現象を起こしてしまい、チャーリーを捕まえようとする組織に発見されてしまう。

◆感想◆
「炎の少女チャーリー」(1984年製作)のリブート版になります。リブート元は鑑賞済みです。

生まれながらに火を発する能力も持って生まれた少女チャーリーが謎の組織に追われるストーリーとなっており、とてもシンプルな構造の作品だと思います。

チャーリー(ライアン・キエラ・アームストロング)は相手の心を操る能力を持つ父アンディ(ザック・エフロン)と物を動かす能力を持つ母ヴィッキー(シドニー・レモン)の間に生まれ、生後すぐに発火能力が発現します。チャーリーはまだ11歳の少女で感情のコントロールが難しく、同級生にからかわれたりしても力が暴走しそうになります。この危うい感じが面白かったです。

アンディとヴィッキーは謎の組織の薬物実験に参加した過去があり、それにより超能力が発達したものと思われ、その娘であるチャーリーにも研究材料として狙いをつけます。謎の組織の存在について断片的に描かれており、少し分かりにくいかもしれません。この点、リブート元は組織の存在についてハッキリ描いていたので分かりやすかったです。

謎の組織からレインバードがアンディ家を襲撃したことにより、事態は急展開を迎えます。アンディとチャーリーの逃亡から最終的にチャーリー一人での行動に変わっていき、この点でチャーリーの能力の多様さが良く描かれていて面白かったです。

また、チャーリーの発火能力により、相手が燃えるわけですが、燃やされた人間の描写がなかなか残酷で、よく出来ていました。発火能力発現時のエフェクトも現代的でカッコ良かったと思います。

現在の映像の高いクオリティで観ることができて、そこそこ面白かったと思います。

鑑賞日:2024年2月19日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
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