原作を一切知らない状態で鑑賞したので、原作に忠実か？という点に関しては一切合切なんも言えないのでその辺は悪しからず。
観た感じ、総じて「邦画で『ジョン・ウィック』をやりたかったんだろうなー」って感じ（不殺主義という明確な違いがあるじゃないか！とは思うが後半普通にヘッショでゴリゴリに殺してるのでその辺は無視するものとする）。そりゃー1邦画と超メガヒットシリーズを比べるのは無粋かもしれないが、であればもう少しスタイリッシュさを後半まで貫き通して欲しかったなーと。
中国語で弾数を数えながら撃ち合いするシーンが個人的に至高だった故に「戦いなんかでは平和は望めないとか言ってる割にはその後ゴリゴリ戦争してボロ負けしとるからはよ戦ってくれ！！」というのが正直な感想。
バトル物に「史実に忠実かどうか」なんていう野暮なツッコミをしていものなのか悩み所だが、陸軍と海軍があんなに対立してていいのか！？国はお金をどうするか以前に内紛を抑えることに専念した方がいいんじゃないか！？とどうしても疑問に思ってしまう。仮にもその後日清戦争やらが控えてるハズなのでどうしても………。
しかしながら、下手なギャグシーンを入れず徹頭徹尾シリアスかつハードボイルドな雰囲気を崩さずに物語を運んでいる点はしっかりと評価したい。アクションも下手にCGを入れずに成立できていたのでその点に関しても。もし次回作とかやるのであればアクション盛り盛りでお願いしたい（ストーリーで伏線回収できてない部分があからさまに多かったので可能性は高いが）。
