このレビューはネタバレを含みます
原作既読で鑑賞。
原作にある際どさ・生々しさはどう描かれるのか?と気になっていましたが、そこは除かれ、必要な設定だけ残し上手く置き換えられていて、脚本に感動しました。
ラストも考えさせられるのではなく気付かされて終わり、良い余韻でした。
小山内堅を演じた大泉洋さん。改めて、凄い役者さんだなと思いました。
ご自身もこの映画と同じ家族構成で、その大切な家族を失う役は辛かったと仰っていましたが、遺体を確認するシーンでの泣き崩れる様子や憔悴しきった姿が本当にリアルで、私も号泣でした。
三角哲彦を演じた目黒蓮さんも、初めて演技を拝見しましたが負けず劣らずお上手でビックリ。切なさがとても伝わって来ました。
実際、生まれ変わりを証明する出来事もあり、「袖振り合うも他生の縁」という位ですから、実話であってもおかしくないストーリーですね。