このレビューはネタバレを含みます
おもしろかったし、感動したんだけど、ずっと頭の片隅に?が消えなかった。生まれ変わりは否定したくないけど、いつまでも生まれ変わり続ける瑠璃は怖い。3番目の瑠璃は、もはや子どもじゃないのが。普通に子どもらしく生きていて、うっすら記憶があるぐらいなら。それにしても田中圭の正木がひどすぎる。生まれ変わりをあっという間に理解して、また、死に追いやってる。同年の流浪の月の横浜流星演じる亮が頭をよぎるけど、彼はああなった背景もうっすら描かれて、最後は自己嫌悪に陥っている。正木は、バックボーンが全く描かれないから、同情の余地が全くなくて、さらに辛さが増している。一番泣いたのは、妻が本当は高校生の頃から夫にあこがれていてたことを、VTRで知り、新幹線の中で泣くという、生まれ変わりとは関係のないところだった。