かがみの孤城のS端子のレビュー・感想・評価

10代の抱える問題を丁寧に描いていた。問題の解決を安易に描かなかったのが好印象。現実世界での問題はそうそう解決されたりしないのだから。

映画としては、説明や演出が過剰な部分が多くて少々うんざりしてしまった。特にBGMが過剰で、「ここは感動する所ですよー」とか「さあショッキングなシーンです！」みたいな、仰々しいBGMが多くて、日本映画の悪い所が出てしまっていた印象。とある仕掛けも大袈裟な説明シーンがあって、「皆まで言うな、野暮になる」ってやつ。ティーンエイジャー向けの映画だとしてもやり過ぎでは。