痺れた。90年代の映画好きには楽しめる作品。
☆エンタメの自由がここにある。
こういう映画に出たくて俳優になるんじゃないの?と思いながら見た。
わたしは一般人なのに、出てる俳優が羨ましくなる。
あのシーンはにっこりしちゃったし、あのシーンは鳥肌が立った。
どちらかと言えばストーリーに、ではなく、演出に。
『チャーリーとチョコレート工場』の時にも感じたなぁこの感じ。
下に「※これは映画上の演出です」なんて注意書きをしなくても通用する、エンタメ全部盛りです。
今流行りの倍速鑑賞でなくても、ちゃんと楽しめる映画。
(下記、ややネタバレ含むかも知れません)
☆変なタイミングで人が死ぬ
誰にも感情移入できないけど、グッと入り込んで見ることができたのは、お約束のタイミングで物事が進まないからかもしれない。
俯瞰で見ていたら、このコマをこっちに移して、このコマを排除して、なんてできるけど、人生はままならないよね。
死に様は生き様というように、生きてきたように死んでいく。
ろくな生き方してないと、綺麗に死ぬこともできないけど、生きていくって上手くやるって難しい。
個性的で目が離せない俳優陣。
みんな素晴らしい中、個人的には斎藤工さんだけはツッコミどころが多すぎた。。
でも、まぁそれもまた味です。
タランティーノ作品が好きな人には響くんじゃないかしら?
劇中にエルビス・コステロがかかるわけではなく、本当に「さよなら、冷酷な世界」なのです。
ぜひ、映画館で観てほしい。