トラボルタ

シスター 夏のわかれ道のトラボルタのレビュー・感想・評価

シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)
4.0
一人っ子政策とジェンダーバイアスの話。登場人物全員に奥行きがあり、良い人であり悪人でもあるという描き方が素晴らしかった。ロシアの人形を見ていた叔母さんが、『女将さん』という記号で呼ばれて我に帰るシーンがサラッと描いているがとてつもなく残酷だった。

中国映画は過去の政策に対する批判しか出来ないため、社会に向き合った作品ではどうしても薄さを感じてしまう。これでもジェンダーバイアスをはっきり描いているだけマシではあるが…