ルーク大佐

ブラック・クラブのルーク大佐のレビュー・感想・評価

ブラック・クラブ(2022年製作の映画)
3.4
ノオミ・ラパスは売れっ子女優の中では幸薄&メンタル崩壊女役をやらせたら並ぶ者がいないほどの存在感を持っている。彼女自身にそういう心理傾向があるんじゃないかというくらい、何をしでかすかわからない雰囲気を醸し出す。

条件反射で敵を殺したり、ぶん殴ったりする姿が実に自然だ。リアルでその経験をしていても驚かない。役へののめりこみ方がプロなんだろう。

さて、ストーリーのダークなテイストが気になり、ずっとリストに入れたまま放置していたが、とことん鬱々とする話だった。
スリルやサスペンスはちゃんと仕組まれているんだが、氷上ならではのバトルをもっと使えばよかったのに。

撮影監督がセンスあるのか、光や影を用いた映像は神秘的だ。
アクションのアイデアがちょっと少な目だったのが残念ポイントかな。
ミッションメンバーの背景や戦争の詳細情報をほぼカットしたのはどうなんだろう。物語のリアル感が薄まっちゃう。
ルーク大佐

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