さかなクンの自叙伝だと思って見始めたら、だいぶファンタジーでした。前半はそれが私に合わず、とても苦痛でした。しかし、ミー坊が大人になってからは、俄然面白くなって来ました。後半はファンタジーどころかむしろ、現実的な展開が待ってて、辛くなるくらいでした。
そんな中、一貫して親や友人、知人などの理解者に恵まれていて、見ていて嬉しくなりました。そして、荒波に揉まれながらもちゃんと乗り越えていく姿が良かったです。
テレビに出たシーンは、本当に私も嬉しくなりました。
私はリアルタイムでさかなクンが高校生の時にテレビチャンピオンに出ていたことを見ていて、そしてその数年後にイラストレーター、そしてテレビの仕事もするようになったことも知っているから、映画でも稼げるようになって良かったと本気で思ってしまいました。
もちろん普通にさかなクンのリアル自叙伝でドキュメンタリー風にしても面白かったと思いましたが、これはこれでとても良い映画でした。
ただ、この映画をさかなクンのことを全く知らない人が見たら、どう思うのかが知りたいです。ご都合主義なストーリーと思うのかしら?でも、実際のさかなクンを見て、彼の経歴を知ったら、どんな感想を持つのか、知りたいです。