Angiii

夢のAngiiiのレビュー・感想・評価

(1990年製作の映画)
4.7
狐の嫁入りから桃の精、幻想怪奇なる寓話の数々が『こんな夢をみた』という語り口によって1つずつ展開されていく。色彩の音色が予算の忖度無しに怒涛のように展開する様は本当に画面映えすると言うか、"和"に包含される美の絢爛な側面を最大限に豪華に示しだした絵図には目を見張るものがある。

少し怖くも美しい、そんな寓話短編集として受け止めたいところだが、最後の原発への個人範囲を超えた生々しいメッセージによって一味の複雑な余韻が残されているのは確かである。
Angiii

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