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「夢」に投稿された感想・評価

きなこ

きなこの感想・評価

4.0
登録するの忘れてたー!!
マグのおかげで思い出したよ♡♡
あの有名な狐の嫁入りは
うおぉー!!と興奮した!
…ってことしか覚えてないから
もう1回後でみよう。

この映画とは全く関係ないけど
沢田研二の勝手にしやがれって
名曲だよね~
あばよって古くていいなあ~
柳沢慎吾~~
mugcup

mugcupの感想・評価

4.0

「生きてるのはいいもんだ。とても面白い」

笠智衆さんにそう言われると
そうだよなぁって
しみじみ思っちゃうね。

初黒澤明監督でした。
『夢』×『可視化』
黒澤明が監督し、スピルバーグとジョージルーカスが製作に携わっている豪華作品。

黒澤明が実際に見た夢を、そのまま映像化した作品となり、オムニバス形式で8つの"夢"を見れます。

いや、まずなんと言っても映画監督すげーと一言ですよね。"究極の遊び"。

この作品は"映画を鑑賞"というよりは、人が見た"夢"を映像として見る事が出来るという点が、唯一無二な色だと思います。

人の見た"夢"を覗き見して「これは何点だな」とか評価するものでもないと思うので、スコアはなしにしてあります。

"映画"として見た場合は正直あまり面白くはないかと思いますが、これは"夢"なので。もちろん脚色はあるでしょうが。

自分も普段見る夢って、会話のやり取りがほぼなかったり、かなり断片的であったり、オチまで辿り着かなかったり。
そもそも夢だから、ストーリーとかオチなんてないのが大半です。

この作品もなんかそんな感じなんですよね。
映画として見たら「終わり?」とかなるかもしれませんが、夢として見たら「こんな感じの夢自分も見た事あるなー」という感想を抱きます。

学生の頃、前略プロフ時代に、ゲスブの下に「夢日記」というリンクを貼って、見た夢の日記を書いていた黒歴史を思い出しました。

やたら鮮明に夢を見る時期があって「これ超名作じゃね!?」と夢日記に書くも、夜見返すとクソつまらないという。

二週間でやめました。

対立関係である同級生が、学校のスロープで、巨大なハサミに乗って滑降してきて、ちょん切られて殺され、自分が幽霊として学校をさ迷う夢とか。

そんなん日記として記録してどうすんだ。

夢って不思議ですよね。
これ全映画監督にやってほしいです。

というか人の夢の映像を見れる、ドラえもんの「夢テレビ」が開発されてほしい。

ちなみに日本では、脳波を読み取るBMI技術が世界でもトップクラスで、夢を映像化する研究も進められているようです。

しかもそう遠くない未来で実現出来るとか…。

夢の映像をYouTubeにアップロードして人気者になる、夢監督とかが出てくる時代も来るのかもしれませんね。

興味があれば是非🐈
Kunihiro

Kunihiroの感想・評価

4.0
さすがの映像美。一つひとつの構図にこだわりが見える。「生」に対する思いを嫁入りから葬式の中で表現した名作。
生と死をめぐる夢、幽霊妖怪伝説集、戦争、原発

夢がアポカリュプスになったりユートピアになったり

狐の嫁入り、鬼哭、黒すぎる笠智衆(103歳)好き
黒沢明、宮崎駿、小沢健二しかり
日本でクリエイティブって呼ばれる人はみんな左翼なんだなぁって感じた
権力とか進歩とかシステムが嫌いな人たち
方眼

方眼の感想・評価

4.0
映像を追求するが故に説明のための絵は排除していく。純粋な映画の絵のみが、監督のイマジネイション=夢のままに我々の目の前に提示される。それは映像を追った者がたどり着くべき当然の帰着点。そして実現できるのは黒澤のみ。能力的にも、地位的にも。金銭的にはスピルバーグの力を借りてはいるが。前半は幼少時のエピソード、中・後半は悪夢、それらが見事に最終話でまとめられている。
まぬ子

まぬ子の感想・評価

5.0
得体の知れない涙が込み上げてきて、喉を詰まらせながらエンドロールを見送った。
ただ川の流れに任せてたゆたう水草が、今を生きる私たちのようだった。

今更ながら黒澤明監督の作品を初めて鑑賞。今まで観てこなかった事が恥ずかしい。こんな素晴らしい作品だったなんて。
監督が実際に見た夢が元となった「こんな夢をみた」という短編オムニバス形式で、彼の価値観や死生観がひしひしと伝わってくるし、どんな想いを持って映画を撮ってきて、この世を去っていったのかを垣間見た気がする。
こんな凄まじい感性、そりゃあ世界に一目置かれるはずですわ…生前の監督の人となりを知らないことが本当に悔しい。

「日照り雨」「桃畑」「雪あらし」「トンネル」「鴉」「赤冨士」「鬼哭」「水車のある村」の8本で構成されていたが、「雪あらし」「鴉」はひたすら眠かったけど、それ以外はすべて星5つけたい。

「日照り雨」
狐の嫁入りの様子が、今の作品に全く見劣りしないほどの映像美。アーティスティックで美しかった。一番すきかも。
渡されるドスも強烈でパンチ効いてて凄くいい。

「桃畑」
望遠レンズに衝撃。一体どこから撮影してるんだ…

「トンネル」「赤富士」「鬼哭」
どれも強烈なメッセージ性。たまらない。
時期的にチェルノブイリか、原発事故から監督にどれほどの衝撃や価値観を揺るがしたかが知れる。
彼の訴えが届かず、結果的に日本での原発事故が起きてしまったと思うと言葉にできない悲しみがある。
「鬼哭」は特にユーモアと悲鳴の混ざり合った、この人にしか作れない世界観に思えた。大きなタンポポも悲しいけれど幻想的。
今は亡き、いかりや長介の一角鬼の姿が切ない。昔は人間だったのかもしれないというセリフが辛すぎる。
「赤富士」のCGクオリティは公開された当時は迫力満点で衝撃走ったんじゃないかな。この時代にこんなクオリティのもの作り上げるなんて。
「トンネル」は昔からこの世とあの世をつなぐ表現で出てくるけれど、初めのトンネルのシーンがぞっとする。
千と千尋の神隠しの冒頭部はもしかしから、ここから影響受けてるのでは。


「水車のある村」
こんな風に弔われたら、どれほど幸せな人生だろう。そう思うと、込み上げてくるものがある。
生きるのが辛いと思う人にこそ、観て欲しい。よく生きて、よく働いて、死ぬときには「ご苦労さん」と祝ってもらえる人生を全うできることの幸福。


幼少、観てはいけないものを観てしまったという罪から始まり、戦争や自然破壊、人間たちの罪は積み重なっていく。生きることは、常に死や絶望と隣り合わせ。
けれども、罪や罰、苦しみや悲しみもたくさんあるけれど、そこを通ってきたからこそ、最後の「ご苦労さん」という言葉は価値を得る。

悲しみも含めて、この作品を良いと思える感性を持ち合わせてて本当に良かった。
世の中の感性や価値観は日々変わりつつあるけれど、これからもずっと、日本人がこの作品を評価できる感性を持ち続けていてくれますように。願わくば。

# 80/2018
日本の文化の妖艶さ・幽玄さが相まったシュールレアリスムな情景を描写した映画として、最高峰。
「夢」素敵な作品でした。現代ではこんな映像が撮れるような場所はそうそう無いと思う。こんなに引きで、長回しで。現代では電信柱があったり、高層ビルが空を邪魔したり。多くのものが発展しすぎたために、映画としてカット割でかろうじて繋いでいる作品が多い様。役者自身も長回しの映像に耐えることが出来ないのも、現状として問題視されている。

さておき、映像がとても綺麗で神秘的だ。黒澤組だからこそ、撮れた作品だと思う。出ている役者が、今では考えられないくらいの量の稽古を緻密に重ね、動き一つに無駄がない。出ている役者が皆、黒澤監督と呼吸をピタッと一つに合わせて、そこに世界観を投影している。


夢というものをこんなにも斬新的に映し出した黒澤監督はやはり天才的です。とても素敵な作品でした。寝る前に観たいですね。
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