板谷さんの演技にグッと引き込まれた
心の相談センターの女性を演じている
電話相手は見えず
声だけでも臨場感のある
15分程度の短編映画
志尊淳のファンなので志尊淳の感覚に触れられて嬉しかった。
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電話相談…たった15分の映像でも
大変だな…自分にはできない仕事だなと感じた。
2件目の電話。
相手は息が荒く手首を切った様子。
相談員の板谷さんが
自殺へとつながるものから遠ざけながら
傾聴、明確化、繰り返し
相手に寄り添う
その話し方や声のトーンの優しさが絶妙だった
そして相手と話す中で板谷さん自身の奥底に触れていく描写
電話の向こうが見えないからこそ
こちらに想像力を委ねられてるのがよかった
志尊は板谷さんの息子なのか？
板谷さんは、息子の「死にたい」というSOSを聞けずに死なせてしまったことを後悔しているのだろう。
その聞けなかった声を聞きたくて、悲しみと共に生きながら心の相談センターの仕事を始めたのではないだろうか。
「死にたいと言えなくてごめんなさい。」という志尊の表情は苦しいけれど、目から落ちる涙が綺麗で、不思議な気持ちになった。
2020年、コロナ禍で自殺者が増えている。もしかしたら、エンタメ業界でもあったSOSに気付ければ、SOSを出してくれたら…と思った出来事から、このような作品が生まれたのかなと想像しました。
