ぺんじん

“それ”がいる森のぺんじんのレビュー・感想・評価

“それ”がいる森(2022年製作の映画)
3.6
わっはっは!なんだこのチープな仕上がりは!中田秀夫最新作は90年代世紀末ジュブナイルホラーリバイバルだ!懐かしい〜。
正直言って全然怖くないのだけど、最初のお決まりの展開とかから、あえてチープな感覚を狙ってやっている感はある!完全に懐かし過ぎるフォルムの「それ」は『学校の怪談』『木曜の怪談』『地獄先生ぬーべー』などが流行った、90年代後半のジュブナイルホラーを思い出して懐かしい!こういうオカルト番組に子役が出てくるドラマ、当時は沢山あったよな。
まぁ、ツッコミどころは沢山あるよ…。「それ」が知恵を持った凶暴な生命体にも関わらず、所々に間抜けな失敗が…。知識も無いのに、素手で色々触るんじゃない!あと丁寧にノックをするな!『バトルシップ』もお手上げのケアレスミスの数々!ほぼ自滅だ!
個人的には結構楽しめたんだけど、真面目にいうとミスリードが全然上手くいっていない…あと説明台詞が多過ぎる…相葉くんが特別演技下手な訳じゃないよ…
あとジュブナイルホラーにするのは良いんだけど、子どもが感じる恐怖をもうちょっと上手く描いて欲しかったかな。友達が丸呑みにされても立ち向かっていくというのは流石に無理あるよな…頼りにしていた大人が無力化されるような恐怖がもっと欲しいよ!あとあいつはどうやって助かったんだ…
それでも懐かしさ満点で嫌いになれない!オカルトSFホラーよ、もう一度!それでも知らないものは無闇に触っちゃダメ!ここ試験に出るよ!
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