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ザリガニの鳴くところのayellowbirdのレビュー・感想・評価

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
3.9
全世界で累計1500万部を売り上げたディーリア・オーエンズの同名ミステリー小説を映画化!
ノースカロライナ州の湿地帯で、将来有望な金持ちの青年(チェイス)が変死体となって発見された。犯人として疑われたのは、“ザリガニが鳴く”と言われる湿地帯で育った無垢な少女カイア。彼女は6歳の時に両親に捨てられて以来、学校へも通わずに湿地の自然から生きる術を学び、たった1人で生き抜いてきた。そんなカイアの世界に迷い込んだ心優しい青年(テート)との出会いが、彼女の運命を大きく変えることになる。
カイアは、法廷で自身の半生について語り始める…。

カイアの境遇を知るにつれ、同情の念が募る作品。両親に捨てられ、湿地帯で1人で懸命に生きてきたカイア。そんなカイアがテートと知り合い、ようやく幸せを掴むかと思いきや、運命の女神は、彼女にさらなる試練を与え…。
裁判の判決だけで終われば、単なる法廷劇なのだが、その後の彼女が描写されることで、奥の深いミステリーに仕上がっている。“さすが2021年本屋大賞受賞作”と唸らずにはいられなかった。
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